大分市の能楽堂で開催中の「能楽堂Ars Schola vol.14 フワフワを守り隊 展示」のオープニングトークにお邪魔してきました。
動物が幸せに暮らすためには、人間がまずしあわせを感じていてこそ、と動物と人間の付き合いかたを考え、伝える教育団体「フワフワを守り隊」。
今回のトークセッションでは、 ”たいちょう”桜井さん、平岡さん自身が活動をはじめて知ったこと、活動の中で変わっていったことを本音で話してくれて、なにかの課題に「反対!」と叫ぶのではなく「教育活動」になっていった理由がとっても伝わりました。
平岡さんはAlegriasの代表。日頃から多くの犬と猫と触れ、からだをつくる食事や、こころを育てるカリキュラムで、いとしい我が子との毎日を「喜び」でいっぱいにするためのお店をされています。
「犬のお世話をしている、というより、わたしのほうが毎日癒やされています」と、語りながら、殺処分の現状を知り、どうすればしあわせに過ごせるかを考え、殺処分など、いま起きている「課題」をどうやって解決するかも大事だけれど、それが起こる入口をしっかりケアすることを活動の軸にしていった経緯を、話して下さいました。
櫻井さんはデザイン会社「株式会社unid」の代表。
ドイツのティアハイム(動物の家、という意味の保護シェルターだそうです)に行って知ったことなどを、子供にも大人にも伝わりやすいパネルなどで説明されています。
「どうぶつの暮らしは、人の写し鏡」
特に、桜井さんが動物がニガテだった子供時代、猫がやってきて怖かったけど、それは猫も怖かったんだ、とようやくわかった、という話。
確かに小学校の近くの犬とかに怖がって近づくと、めっちゃ吠えられたりしたな、と記憶が蘇りました。
これには、心理的な「こわい」という気持ちの面と、さわるときに、まずは匂いをかいでもらったり、手を目の上からではなく、下から出すといった「知っておけばできること」の両方があるんだよ、ということを伝えてくれる展示が並んでいます。
身近に暮らすいのちのことは、にんげんの暮らしとつながっているのがわかる展示です。夏の終わりまで大分市の平和市民公園 能楽堂で開催されていますので、ぜひ。
==========================
能楽堂Ars Schola vol.14 フワフワを守り隊 展示
2017年8月11日(金)~27日(日)10:00~17:00(最終入場16:30)
※最終日は15:00まで(最終入場14:30)
場所:平和市民公園能楽堂 エントランスホール
入場料:無料
http://www.nogaku.jp/event/20170811.html
フワフワを守り隊
https://www.facebook.com/fuwafuwamamoritai
==========================
コメントは停止中ですが、トラックバックとピンバックは受け付けています。